2007年12月23日日曜日

Universal Extractor

Universal Extractor の開発は終了しました。(記:2023年1月1日)

後継には、オープンソースの Universal Extractor 2 (UniExtract2) がおすすめです。

Universal Extractor は Explzh や WinRAR で解凍できないインストーラなどを解凍することができます。

PEiD というツールで圧縮形式を分析して該当するツールに渡し、それを解凍する GUI (マウスだけで操作できる)ツールです。

PEiD やその他の解凍ツールは他の作者が開発したもので、元々あったのですが CUI (文字を入力して操作するもの)で使いにくかったり、作者がバラバラなので探してくるのが面倒くさかったりしました。

Universal Extractor はそれらのツールをまとめて GUI で操作できるようにしたもの、いわゆるフロントエンドです。

Windows Installer packageInno Setup package といった、インストーラを解凍して中のファイルを取り出したり、UPX圧縮された EXE ファイルを解凍したりできます。
コマンドを入力せずに、解凍できるので大変便利です。
Language File によって日本語表示できます。

Universal Extractor のページの真ん中あたりに Download の項目があるので、そこからダウンロードできます。

UniExtract Installer (インストーラ版)と UniExtract Binary Archive(アーカイバ版)がありますが、アーカイバ版がおすすめです

任意のフォルダに解凍して UniExtract.exeへのショートカットを 「送る」(%USERPROFILE%\SendTo\)に置くだけで完了です。

*.msi等のファイルを右クリックして → 送る → UniExtract.exe とすれば解凍できます。

レジストリの知識のある方は、必要な拡張子だけ右クリックメユーに登録すると便利です。

インストーラ版は選択の余地なしに、全ての対応拡張子を関連付してしまいます。レジストリ項目がかなり増えてしまいますし、対応拡張子を右クリックすると、「解凍」「ここに解凍」「フォルダに解凍」という 3 つの項目が必ずでるようになって、煩わしくなってしまいます。


レジストリを編集して関連付する方法

ここではWindows Installer Package「フォルダに解凍」 メニューを付けてみます。

1. HKEY_CLASSES_ROOT\Msi.Package\shell を開きます。
2. そこにuniextract_subというキーを作って、(Default)に文字列値 フォルダに解凍(&S) と入力する。
3. uniextract_sub を右クリックして command というキーを作る。
4. (Default)に文字列値 "UniExtract.exeへのフルパス" "%1" /sub と入力する。
5. これで完了です。

/subというのは「ここにフォルダを作って解凍する」スウィッチです。
/subのところを "."にすると 「ここに解凍」になります。
なにも付けないと、Universal Extractorで開きます。

実をいうと、このソフトは最近知ったのですが、コマンドでやらなくて済むので便利ですね。主にインストーラからファイルを取り出すのに使ってます。